こんな夢を見た。

昨日見た夢の話。夢日記。

29歳がシン・エヴァンゲリオン劇場版:||観た。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観てきた。

 

1991年生まれ29歳の私がエヴァンゲリオンを最初に見たのは確か、14、5歳くらいだったと思う。当時の私はBUMP OF CHIKENにハマっていてアルエという曲が綾波レイを題材にしているという情報を得て、好きな人が好きなものは面白いに決まっていると、とっかかりはそんなんだった気がする。


BUMP OF CHICKEN「アルエ」

当時は世間的にまだアニメが今ほど受け入れられていなく、ちょうど電車男が話題になってアニメ=オタク、オタク=社会不適合者みたな偏見があったと思う。また、地方に住んでいたので深夜アニメも全くやっていなかった。私の家はケーブルTVに加入していたのでアニマックスを見ることができた(とは言ってもアニマックスでは最新アニメというより、昔のアニメを永遠垂れ流しているだけだった)。同じ境遇の人達とはたまにアニメの話をしていたが当時はアニメよりジャンプに夢中だったし、自らアニメ大好き!と語るような今で言うアニヲタは少なくとも私の中学校にはいなかった。

私は中学時代サッカー部に属していた。キャプテンも務めたし所謂イケてる側の人間だったと思う。ただ、私には小学校からの友達でパソコン大好きなX君がいた。X君は小学生から2chが大好きで、X君の家に行くと2人で2chを見たりしていた。そんな背景から私は2chやアニメなどに全く偏見は無かったし、幸い私の周りは同じように偏見を持つ友達はいなかった。ただ、エヴァの話をしたかは覚えていない。

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少年ジャンプ2006年09号

高校に入ると、部活に入らずアルバイトをした。当時、アルバイトで溜めた金で自作PCを組んだ私は2chまとめサイトを巡ったり、動画サイトでアニメを見まくった。

そんな頃、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が公開された。劇場には見に行けなかったが、特装版DVDを買う事が出来た(特典の生フィルムは、エスカレーターでシンジに綾波がビンタするあたりの綾波のカット)。旧劇場版にボロボロにされた私は、また新しいエヴァをリアルタイムで見ることができる!と興奮していた。これを機にPCでエヴァの世界設定等を調べ尽くすこととなった。

2年後、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が公開された。私は公開初日に友人とバイクで観に行った。長蛇の列に体育座りで並んで何とか座席を確保したのを覚えている。観終わった後は興奮しっぱなしだった。友人と感想を言い合いたかったが、友人はバイトがあると、そくさくと帰ってしまった。点数を付けるなら100点。期待していた通りの面白いヱヴァンゲリヲンだった。初回生産特典付Blu-rayもモチロン買った(生フィルムは覚醒した初号機を解説するリツコのカット)。序、破ともに何回観たか分からない。リボルテック等のフィギュアも買いまくった。

そして、3年後「 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が公開された。

この時の私の気持ちはこのスレが代弁してくれている。Blu-rayは買った。観てはいない。

【映画ネタバレ注意】シンジ「なにがQだよ!!」:キニ速

この頃から、世間にスマホが浸透してきたと思う。そして同時期、私はまとめサイトもアニメもあまり見なくなった。理由は社会人になって周りから友達がいなくなり、アニメや漫画の話をしなくなったからだと思う。そして気付けば9年後、29歳になっていた。

コロナウイルスの流行に伴う外出自粛と在宅ワークで人との交流が無くなり、私は家に引きこもっていた。テレビも付けないしPCもまともに開かない。自分にとって必要な情報だけを取り入れ、たまにTwitterを開く日々。そんな中「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の公開日が決まった、と言う情報を得る。エヴァか、せっかくだから観に行くかとネットで座席を予約し公開日を待った。前情報を入れることも今までの劇場版を見返す事もしなかった。そこまでの熱はなかった。

 

そして今日、シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観た。

観終わってまず思ったことは「ああ、やっとエヴァンゲリオンが終わってくれた」と言う事だった。正直心から、面白かった!最高だった!とかは思わなかった。もちろん声優は最高だったし(マダオがちらついてしまったが)、BGMも最高だった(特にエヴァが突撃する時に流れたギターから入るBGMはシビれた)、宇多田ヒカルのED曲も鳥肌がたった。ただ、ゲンドウの思想は理解不能だしストーリーは予想のつく展開だった。新しい固有名詞もなんか、しゃら臭いなって思ってしまった。昔なら新鮮に感じた演出(シリアスなシーンでポップな音楽を流したり、絵コンテや下書きのカットが入る等)も「ああ、いつものパターンか」と思ってしまった。9年と言う歳月は私がつまらなくなるのに十分な時間だった。決してエヴァがつまらなかったのではなく、私自身がつまらなくなったんだ。昔の自分なら感動していただろうし考察ブログを見て解釈を深めたと思う。見終えた今、複線や世界設定を調べるつもりもないし、そんなことは私にとってどうでもいい事だ。だけど、シン・エヴァを観てよかった。エヴァンゲリオンが無事、終わってくれてよかった。心からそう思う。

 

【終劇】