こんな夢を見た。

昨日見た夢の話。夢日記。

入院して、親知らず抜いた時の話

ものすごく歯が痛くて犬歯の横の平べったい歯がぐらぐらする夢。

 

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歯に関する夢を見たので歯に関連した話を

 

今まで色々な「初体験」を経験してきたけど、去年初めて入院する事になった。

私は中学校までの9年間風邪もひかず1日も学校を休んだこともないほどの超健康優良児だった。そんな金田よろしく、私が入院した原因は親知らずだった。

もともと親知らずの存在は気づいていたが、なんとなく無視していたら親知らずと隣の歯の接触面がうまく磨けていなかったみたいで、虫歯になってしまった。

 

とりあえず歯医者に行ったのだけど、どうやら歯医者では抜けないようだった。事前に友人や職場の人に聞いたらその場で抜いてもらえると高を括っていたのだが、小顔でキュートな私の顔面は顎が小さく、下の親知らずは神経が近くに有り真横にはえていて、上の親知らずは抜くと鼻腔と繋がってしまうとのことだ。

後に口腔外科の先生が「そのままジュース飲むと鼻から出てくるよ」と陽気に言ってくれたのが妙に頭に残っている。

 

初めての入院に対して海外旅行に行くような、ワクワク感があった。そんな初体験に対して私がした行動は、手塚治虫火の鳥を準備することだった。未来編と迷ったのだけど私は鳳凰編をチョイスした。

なんで?と思う人もいるかもしれないが、私は人生の句読点に火の鳥を読むことで人生を振り返ることにしている。というのは、建前で本音は「入院している時火の鳥読むってなんかかっこよくない?」と思ってしまったからだ。誰に対してカッコよく思われたいのかも謎である。

 

いよいよ入院の日がやってきた。

朝9時に病院へ行き説明を受け、実際に手術をするのは15時からだった。火の鳥を読むには十分すぎる時間だ。生まれながらにして厳しい重荷を背負い、それでも仏師として人生を切り拓いていく我王と、茜丸の中の罪の心と少しずつズレていく人生。何度読んでもやっぱり素晴らしい、人生とは、善とは、悪とは、そういういろいろな有象無象も、、、、3時間で読み終わりました。もう端から端までびっちり読んだけど3時間で読み終わりました。一回読んだらメッチャ疲れたし、人生とか大したこと考えられん。

そこから手術まではテレビでワイドショーを観てました。テレビマジ偉大。文明最高。

 

この時の手術は静脈麻酔を使い、右側上下の親知らずを抜歯する手術だった。詳しく言うと、右下の親知らずは歯茎の中で歯をぶった切り、小さくしてから取り出す手術、右上は歯を抜いたら周りの歯茎を切り取り抜いたときできる穴を覆うという手術だった。何故右側だけなのかと言うと、下側右左とか一気に抜いちゃうと喉が腫れて気道が塞がって呼吸がしづらくなってしまうため右側の手術と左側の手術で分けるらしい。

これからも空気を吸って火の鳥を読みたいので快く快諾した。

 

勘のいい人は気づいたと思うが実は2回入院している。この手術の4か月後に再度入院した。ちなみにその時は、藤子・F・不二雄異色短編集を持って行った。もちろん理由は「カッコいい」と思ったからだ。

 

かくして、私は手術へ向かうわけだが、やはり実際にやってみないと分からないことがたくさんある。

手術前に今回行う手術の概要を聞かされ、もしものことがあったらと言う感じの書類にもサインさせられる。その時、手術室に行ったら助手に「今日はどんな手術ですか?」と聞かれるのでその時は「右下顎水平埋伏智抜歯、右上顎智歯抜歯瘻孔閉鎖術って答えてね」とレクチャーされる。覚えられるか!!なんだその妖術の名は!こちとら邪王炎殺黒龍波を覚えるのでやっとだ!と心の中で叫びつつ「わかりました!」とキメ顔で言っておいた。

 

いよいよ手術室に向かうとアシスタントみたいな人に「今日はどんな手術ですか?」

来た!あの質問だ!進研ゼミでやったヤツだ!と思いつつも「右側の上と下の親知らず抜きます」と赤点ギリギリの回答をすると、「ここからはメガネを外してください」と冷たくあしらわれた。アシスタントに連れられ手術へ入ると手術台とUFOみたいなでっかいライトが私を待ち受けていた。

「わーテレビで見たのと一緒だー!」と糞しょうもない感想を胸に秘めつつ耳を傾けると音楽が流れていた。May J.だ。いや正確には助手が「May J.デカすぎ、音下げますねー」とDJ、いや担当医に言っていたので間違いない。とりあえずslipknotじゃなくて安心した。担当医がslipknotなんか流していた時は歯茎ごと持っていかれてそのままマスクにされる可能性があるからだ。

 

いざ手術台に乗せられると手足を手術台に括り付けられる、落下防止だろう。ついでに目にも絆創膏をつけられる、恐怖感を少なくさせるためだろう。テレビで見たことある、罠にかかった猪は目を隠すことで恐怖感を無くし、それから息の根を止めると。

まな板の鯉だ、これから料理される。殺られる。そう思った瞬間顔面を消毒液でビチャビチャにされた。想像以上のビチャビチャ。一瞬、おっちょこちょいの助手が間違えて顔の上で容器落としたかな?と、思うくらい。目に絆創膏を貼っていてよかった。

口が閉まらないようジャッキを噛ませられる・・・

ここで意識が飛んだ。普通ならば目が覚めるとそこはベットの上で・・・みたいな展開になると思うのだけれど私はそうはいかなかった。

手術の途中で意識が戻ってしまったのだ。

下の歯をグリグリほじくって血まみれの時、私の意識は戻り声には出さなかったが「うううあうあうー」と口をモガモガしようとしたら担当医が「ん?」と何かを感じ取り「麻酔もっと増やしてー」とまさかの増量を宣言した。麺大盛り麻酔マシマシでとコールしたのだ。出血大サービスだ。

 

そこから再び意識は飛び、ちょうどベットごと部屋に輸送され、到着したとたん戻った。麻酔効いていたのか変なテンションになっていた。多分普通の人はそのまま眠りにつくのだろうけど、初入院でキマりまくっている私は自撮りをしまくった。初セルフィー!インスタ映えもバッチリ!

口が半開きで目の焦点が合っていないけど!

 

その後は想像どうり滅茶苦茶腫れて、3か月くらいは麻痺して唇の感覚がなかったです。